物理セキュリティとは?

1.社会を取り巻く脅威

日本は地震、噴火、台風、洪水、土砂崩れ、津波などの自然災害の脅威に囲まれており、また実際に災害が頻発する国です。日本の脅威

しかし、犯罪など、人による脅威についてはどうでしょうか。

日本は、諸外国に比べると犯罪の脅威が非常に少ない国、安全な国だと言われてきました。犯罪の認知件数も、平成14年をピークに、毎年減り続けています。

しかし、体感としての不安はないのでしょうか。

昨今、侵入盗などの犯罪は減っているものの、凶悪犯罪や猟奇的な犯罪、また原因を理解することが難しい犯罪と事件が盛んに報道されるようになりました。同時に、主に海外で発生するテロや無差別殺人などが、この日本でも起こるのではないかという懸念も高まってきました。

 

ビジネスの脅威・資産世界では、サイバー攻撃による被害と、個人情報などの大規模な漏えいが大きな社会問題になりつつあります。問題を起こした企業は、莫大な損害賠償と経営トップの責任問題に直面するだけでなく、ブランドの毀損と社会的信用の喪失に苦しむことになります。

また、困ったことに、さまざまな手口の社内不正、企業トップの不適切経営、職場内暴力、覚醒剤などによる薬物汚染などが少しずつ日本の企業を蝕んでいくようにもみえます。

これらの不安ごとと心配ごとは、セキュリティの世界で「脅威(Threat)」と呼ばれます。

企業が守りたいものは何でしょうか? 人、モノ、カネのほか、信用、権利、情報などの「資産(Asset)」です。この資産を脅かす「脅威(Threat)」は、企業の中の弱い部分、つまり「脆弱性(Vulnerability)」を狙って攻撃してきます。この結果「リスク(Risk)」が生まれ、そのリスクが現実のものとなったときに、実際の「被害(Disruption)」が発生するのです。

 

 

2.セキュリティ対策

公益社団法人日本防犯設備協会では、セキュリティのことを次のように定義しています。

「安全で平和な(自分の)生活または組織活動の継続的な追求」

脅威やリスクが現実のものにならないように手を打つことがセキュリティ対策ですが、この対策は主に三つの分野に大別されます。管理セキュリティ対策、情報セキュリティ対策、そして物理セキュリティ対策です。

これらの対策は独立したものでも、相反するものでもなく、互いに関連しつつ、バランスよく行うべきものです。管理セキュリティ対策

  • 管理セキュリティ対策

セキュリティポリシーを制定し、そのポリシーで定められたことを日常的に守るための運用組織や体制を整えて実行します。主に、セキュリティ教育や運用管理が実施されます。

  • 情報セキュリティ対策

様々な情報を管理するためのセキュリティ対策で、現在ではコンピューター及びネットワーク全体のセキュリティを指します。

  • 物理セキュリティ対策(ロックシステムの得意技)

人の出入り、物の受け渡し、侵入者などに対する防犯、自然災害への対処、施設の設計などがこれに当たります。従来は主として警備担当部門の仕事とされ、情報セキュリティとは切り離されて考えられていたものです。

具体的には、施設を対象にしたセキュリティ区分を規定し、それぞれにセキュリティ管理基準を設けるゾーン・セキュリティという考え方を取り入れます。そして、ゾーンのセキュリティレベルに従って管理規定を定め、入退室管理システム、監視カメラシステム、ゲートシステムなどの設備を設計し、導入することになります。

この物理セキュリティ対策が、弊社、ロックシステムが最も得意とする分野です。主に出入口の扉まわりの錠前、電気錠などの金物、入退室管理システム、監視カメラなどを取り扱います。