2.デレル8の名前の由来と用途
”デレル8”は「でれるえいと」と読んでください。
出られる8?
“デレル8”の名前の由来についてご説明したいと思います。
“デレル”は ”出られる”とたいていはご推察いただけると思いますが、その通りです。
次に ”8”は?・・・これは、少しひねっていますので、よく質問されます。
震度の大きさは1~7で10段階・・・8はありません!
震度(ゆれ)の大きさは1~7(10段階)で表わされます。
震度8はありません(2013年現在)ので大地震を掛詞にて表現させて頂きました。
名称はご理解いただけましたか?
だから何に使用する?
次に簡単に用途をご説明します。
地震(地殻の変動によって生じる地表の振動)の影響で建物もゆれますね、その時当然ドア枠(建物と一体)もゆれます。
開口部(ドア枠で囲まれた部分)は長方形のですがゆれが繰り返される事により菱形に変形します。
もうおわかりかと思います。
- 開口部内にドアは取付られています。
- ゆれが大きくなればなる程菱形に変形される率も高まります。
- ドアとドア枠には必ず隙間がありますね、ドアが開閉可能なのはその隙間があるからです。
- 開口部の変形にとってドア枠がドアを押し付け隙間がなくなります。この状態でドアは開けにくく(開かなく)なります。
- ドアに”デレル8”を取付る事でドアの開閉に必要な大切な隙間を確保します。
ですから”デレル8”は開閉補助装置の役目を果たす事ができるわけです。
今回はこの辺で、次回もよんで下さい。
有難うございました
菅澤不二夫