人手不足時代の介護施設経営を支える「セキュリティシステム」という選択
介護業界では慢性的な人手不足が続いています。職員の採用難や離職率の高さに加え、利用者の高齢化・重度化により、現場の負担は年々増加しています。
このような状況の中で、DXやAIによる課題解決は、業界だけではなく社会全体で取り組むテーマとなっています。セキュリティシステムを活用した業務効率化も、課題解決の一助として注目されています。
セキュリティシステムというと、防犯対策を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし現在では、電気錠や入退室管理システム、防犯カメラなどは、「施設を守る設備」から「職員の負担を軽減する設備」へと役割が変化しています。

離設・徘徊事故対策を効率化
認知症の利用者が気付かないうちに施設外へ出てしまう離設・徘徊は、重大な事故につながる可能性があります。そのため、多くの施設では職員が定期的に巡回し、出入口を確認する業務が発生します。この業務に対して、電気錠と入退室管理システムの導入は、出入口を常時監視する工数を削減します。
特定時間帯を自動施錠化し、予期せぬ開扉を管理者へ通知、また防犯カメラ映像を解析し、イベントトリガーを設定することで管理室や管理者へアラート通知するといった運用は、
「異常が発生したときだけ職員が対応する」という仕組みにより限られた人数でも安全性を維持できるようになります。

夜勤業務の負担軽減
出入口の施錠確認や巡回、予定外の来訪者対応は、とりわけ少人数で施設全体を管理する夜勤中において、職員にとって大きな負担となり得ます。さらに緊急時の状況確認等突発的な業務が発生すると、現場の労力の逼迫は大変なものです。
自動施錠や遠隔からの解錠、入退室履歴の確認などセキュリティ機能を活用することで、管理室からの操作で完結し、不要な巡回や確認作業を削減することができます。
これは単なる省力化ではなく、職員が利用者ケアに集中できる環境づくりにもつながります。

鍵管理の効率化
介護施設では、職員や委託業者、清掃会社など、多くの人が鍵を利用しています。
その結果、鍵の貸し出し管理や紛失時の対応、退職者の鍵回収もしくは万一に備えての鍵交換費用など、表面から見えにくい管理コストが発生します。
カード認証や暗証番号、スマートフォン認証などの入退室管理システムを導入すれば、物理鍵への依存を大幅に減らすことができ、退職者が発生した場合でも、カードやIDを無効化するだけで対応できるため、シリンダー交換の必要がありません。

㈱アート 入退室管理システム
株式会社アートは、入退室管理システムや電気錠制御盤、各種認証機器を開発・製造するセキュリティメーカーです。長年にわたり、オフィスビルや病院、公共施設、工場など幅広い施設へ導入実績を重ね、高い信頼を築いてきました。㈱アートの提案するセキュリティシステムは、介護施設が抱える人手不足や安全管理などの課題に対応し、安全性の向上と業務効率化を両立するソリューションです。

事故発生時に「説明できる施設」へ
介護施設において転倒事故や利用者同士のトラブル、離設など、完全に事故をゼロにすることは困難ですが「事故が起きた際の適切な説明」は、その後の利用者様との信頼回復に寄与します。
防犯カメラ映像や入退室履歴が残っていれば、発生時刻の確認や行動履歴の把握、さらには原因分析や再発防止策の検討を客観的なデータに基づいて行えます。
利用者様のご家族や行政への説明においても、事実に基づいた報告は、「説明できる施設」として大きく貢献します。

セキュリティは「経営改善」のための投資
昨今、セキュリティシステムは、単なる「防犯設備」から「経営を支えるインフラ」として捉えられるようになりました。
電気錠や入退室管理、防犯カメラを組み合わせたセキュリティシステムは、人手不足への対応、夜勤負担の軽減など直接的な工数削減のほか、離設事故リスクの低減・鍵管理の効率化など業務上の保険としての役割を果たし、さらには事故発生時の説明責任の強化を担保するといった、複合的な経営課題を改善できる可能性があります。
介護施設に求められるのは、「安全性」と「業務効率」の両立です。セキュリティシステムは、その両方を実現する有効な手段の一つと言えるでしょう。


